曹洞宗の西福寺があります。創建は慶長2年でもともとは真鶴の海辺にあったお寺で、海の安全や豊漁を祈って建てられた檀家のいないお寺でした。
関東大震災で被災し、津波で流され再建するのは厳しかったのですが、その後のさまざまな縁や多くの方の後押しで、
今の上大岡の丘に移転する形で再出発を果たしました。今は檀家もいて奉仕活動なども行っています。
ほかに、山号を高野山大岡山という真光寺があります。こちらも関東大震災で倒壊してしまい、昭和3年に現在の場所に移転しています。
昭和46年に新築して現在の本堂になっています。屋根の両端にある鴟尾の飾りが目に止まる本堂です。
この真光寺の近くにある日蓮宗のお寺が日行寺です。こじんまりとした境内ですが、鳥居もあります。歴代住職のお墓や上大岡大明神もまつられています。
お寺だけではなく小さな地蔵堂もあり、子育て地蔵と呼ばれているようです。
子宝に恵まれるようにだったり、子供が健康に育つようにという願いが込められて建てられていると思われます。